Love Storys.



「悪いけど、全然覚えてないや。
ごめんね。

それにしても、ここキミの家?
お家の人何も言ってこないの?」

彼からさっきまでの笑みが消えて

「いないよ、ここは、僕1人で住んでるの。

だから、おねーサン、住むとこないんでしょ?
ここ、住んじゃいなよ」

そして、また意地悪な笑みを浮かべた。


それにしてもさ、

「なんで、家ないってわかったのさ」

元カレの家で一緒に住んでたあたしは、
うん、家がないわけで。

実家に帰ればいいだけの話なんだけどね。
遠くないし。



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