Love Storys.
「お!なこちんのお出迎えかあ〜」
「彼女さん、来ちゃったね〜」
「奈胡ちゃん、かわいい!」
と、まあ何度もお迎えに来ているので
あたしと先輩たちは顔見知り程度の関係になっている。
有難いことに、名前を覚えてくれる先輩たちもいてくれる。
でも、やっぱり良く思ってる先輩ばかりじゃないんだよね。
「テツ〜、また明日ね〜?」
なんて、わざと!!!
てっちゃん先輩の腕を掴むんだ。
「わかった、わかった、
また明日なレナ」
てっちゃん先輩は、やんわりその腕を離してくれるけど
あたしの心中は穏やかじゃない。