Love Storys.



あのレナ先輩は、てっちゃん先輩が好きだもん、絶対。

そんなことに気付いてるのか気付いてないのか、
てっちゃん先輩はあたしの元へ。

「ごめんね、なっちゃん。
帰ろっか」

と笑顔で、そしてさりげなく
あたしの手を握る。

教室に残っている先輩たちも
もう見慣れた光景なのでとくに何も言わないけど

レナ先輩が!!!
すごくすごーく、睨んでらっしゃる。


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