Love Storys.



まさかとは、思いきや
あたしはゆっくりと部屋の方へ
足を進めると…


寝室から、うっすらと声が聞こえる。


「…ん、やあ…」

それは確かに女の子の声で。

あたしは、全身から血の気が引くのを感じた。


この状況が理解できないほど
あたしも馬鹿ではないのだ。


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