その鎖で縛りつけて

自分の部屋に戻ろうとした時、何だか下が騒がしい


「困りますっ…!
要様のご許可は…」


「そんなの私には必要ないわよ!
私を誰だと思っているの」



この声は、玲香か…


「要っ!要‼︎どこにいるのっ‼︎‼︎
出て来てよ!」


そして、俺のいる階に上がってくる


俺を見つけると、安心したようにこっちに来る


「要っ‼︎」


こいつは、俺の何だと思っているのか…


もう、正直に言ってやろうか


「要、最近仕事捗ってないんでしょ?
気晴らしに今から出ない?」


「…悪いけど、玲香のそういう行動迷惑だからやめてくれる?
婚約者、っていっても別に俺は解消してもいいんだし

解消して困るのは、お前の親父だろ?

もう、2度と勝手に俺の家に入ってくんな」


そして、近くにいた使用人を呼んだ


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