その鎖で縛りつけて
見えない鎖
ーーーーー
「うわー‼︎
すっごく賑わってるね〜」
家から30分くらい歩くと、市場があった
「何か欲しいものがあったら、言ってください」
「…どれも美味しそう」
こんなに美味しそうなのに、とっても安いんだな…
「今日の晩御飯はどうするんだ」
「え〜…どうしようねぇ…
何か作って欲しいのありますか?詩織様」
「特に、ないかな…
あ、でも…イタリアンとかよりも、和食の方がいいかも」
「なるほど…
じゃあ今日は焼き魚でもするか
今日は新鮮な魚があるからな」
「お〜じゃあじゃあっ‼︎
圭ちゃん特製の豚汁もね!」
「…あんたは、特に好き嫌いとかはないのか」
「え、あ…大丈夫!
何でも食べられます‼︎」
すると、うっすら圭くんが微笑んだ気がした