その鎖で縛りつけて

「へぇ、そうなんですか!
今度食べてみたいです」


「うん、ぜひ食べてみて

俺の名前、祐樹っていうんだ
君はなんていう名前なの?」


「詩織、といいます…」


「詩織ちゃんか…
大体これくらいの時間なら
僕はいるからまた会えるといいね」


「はい」


「じゃあ、僕これから用事あるからまたね」


「はい、また」


席を立って外に出てからも、窓越しに手を振ってくれた


なんだかすごく可愛らしい人だったな…


時計を見るとあと少しで中川さんが迎えに来てくれる時間だった




---



今はお迎えが来て車に乗っているところ


運転は中川さん

本当に何でもできるんだな〜…


「少しはお楽しみいただけましたか?」




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