その鎖で縛りつけて
「もう好かれることがないのなら
何も気にすることはない」
「…最っ低‼」
抵抗しても無駄だということは、もう嫌でもわかっているので
言葉でしか抵抗できない
「知ってる」
上に被さってくる要さんを見る
この人は何を考えているのだろう
私じゃなくて玲香さんとすればいいのに
胸も大きいだろうし
何より彼女は要さんのことが好きだと思う
喜ばないわけがない
その辺の女の子だって
こんなイケメンに抱かれるんだったら大喜びで飛びつくだろう
上向きにされてるまま
自分の顔を両手で押さえた
何で私なんだろう
ただ繰り返される行為を泣きながら受け止めた
そして、気付いたら私は泣きながら
目をつぶって寝てしまっていた