その鎖で縛りつけて
つい間抜けな声が出てしまった
こんな大きい部屋が⁈
私の前の家の何十倍もデカイよ⁈‼
「好きに使ってもらって構わないが、俺が呼んだ時は必ず来るように」
「は…はい…」
「それと俺の専属執事を紹介しておく
中川、入れ」
「失礼します」
私に向かって一礼してくれた執事さんは
さっき車のドアを開けてくれたイケメン執事さんだった
「西園寺要様の専属執事の中川と申します
よろしくお願い申し上げます」
「さ、西園寺要…?」
「ああ、俺の名前だ」
「要様、お名前も申しておられていなかったのですか」
「おう、後で言おうと思ってた」