その鎖で縛りつけて

「また行きたいです」


「じゃあ、またお互い時間が合ったら
行こうよ」


「ありがとうございます」


お会計は祐樹さんが済ませてくれた



「本当にすみません
ありがとうございます」


「いえいえ
楽しんで頂けたようで、俺も嬉しいよ」


今は祐樹さんの屋敷に向かっています


と、いっても別荘らしい


ここから、1番近いのがそこなんだそう


「もうすぐだからね」


「はい」


そう話している間に、本当に祐樹さんの別荘に着いてしまった


「おおお、大きい…」


入り口の前で固まってしまった


「今日はここで、明日要のところまで送るよ」


…要さん


そうだ…

今日で自分の心と、要さんとのケジメをつけなければならないんだ






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