その鎖で縛りつけて
「…ありがとうございます」
「俺的には、ずっとここにいてくれて構わないけどね」
「ありがとうございます
明日、ちゃんと帰ります」
私の部屋は、祐樹さんの部屋のひとつ上の部屋になった
その部屋だけでも、十分大きかったけど
部屋にあるベッドに寝転んで、フワフワの枕を抱きしめる
今日でもう、要さんに何かを期待するのはやめる
私が期待してしまうから、構ってくるだけなんだ
そうしたら、もう無理に抱かれることも無くなると思う
…玩具には、いつかは飽きるもの
飽きるまで耐えるしかないんだ
「…さよなら、」
今までの私の心と、今日でサヨナラをする