その鎖で縛りつけて

「よく言われます
食べるの大好きなんです」


「デザートのアイス盛り合わせも、食べていいからね
ここのアイス、美味しいんだよ」



「そんなに食べたら、太っちゃいます」



「詩織ちゃん細いから、どんどん食べなきゃ」



祐樹さんがどんどん勧めてくれたから、いつもより食べ過ぎてしまった



「ご馳走様でした」


「全然だよ
名残惜しいけど、要のところに送るね」



「すみません
お願いします」



車に乗っていること数分、要さんのお屋敷に着いた



「だいたい、いつものカフェにいるから
また会おうね」



「はい
昨日と今日はありがとうございました」



そう言って、祐樹さんの車を見送った



「詩織様〜‼︎」






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