DARK ANGELSー黒の天使達ー
ーーーピシャン……
戸が閉まる音と後ろからクスクスと笑い声がした。
「何か…?」
私はクスクス笑っている女子達にそう聞いた。
「なにぃ?白河さん??私達は私達でお話ししているの!」
「そーよそーよ、白河さんも友達とおしゃべりすればいいじゃない?私たちに構わないでぇ?」
「友達がいればって話よ!」
「あぁーそうだったぁ!白河さん友達いないものね?」
「白河さんもそろそろ宮里さんに捨てられるんじゃないー?可哀想な友情ねぇ?」
私はそういうみんなの話を出来るだけ無視した。
こう言った悪口は慣れている。
私は静かに自分の席に座ってメガネをかけ本を読み始めた。