DARK ANGELSー黒の天使達ー



ーーーーーーーー………。


ガラガラッーーーー…



「美華?…美華ぁ?」


私は保健室のドアを開けてそこから入らずに覗いた。



「あらぁ、宮里さんのお友達?」


奥から髪の毛をお団子にした若い女性が出てきた。

保健室の先生だ。



「あ…は、はい…」


保健室の匂いは嫌いではない。

逆にとても落ち着く。


薬のような匂いがとても好き。

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