DARK ANGELSー黒の天使達ー


すると、いきなり後ろから腕を引っ張られた。


「わっ!」

「美華〜っ、おっはぁー」

「あ、おはよう、めい」


めいは今日も短い髪の毛をあり得ないくらい揺らしていた。



「あ……白河さんいたんだ……」



めいはそう思い出したようにつぶやいた。


真由香は苦笑いをしてこくりと頷いた。



「お、おはようございます…。えっと……えっ…と、」

「水奈等めいだってば!クラスメイトなんだから覚えてよぉー!!しっつれーしちゃう!」



名前を一生懸命思い出そうとしている真由香にめいは嫌な目つきでそう言った。
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