DARK ANGELSー黒の天使達ー
「ご、ごめんなさい…」
「いいよぉ、どうせ白河さんは、悠里先輩一筋だもんね?他の人になんか興味ないよね?」
「え、そ、そういうわけじゃ…」
「やめなよ、二人とも」
完璧なもめ合いが始まる前に私は二人を止めた。
「美華ったら、こんな暗い奴と一緒にいて何が楽しんだか…親友よりも男を選ぶ嫌らしい奴に」
めいは"親友よりも男を選ぶ"のところを強調した。
めいはクスクス笑いながら何処かに去って行った。
わかってる。
めいは、私のためにやってくれてるんだって…
私のことを思って……
でも、やっぱそういうのは良くないと思うんだけどね…