DARK ANGELSー黒の天使達ー
私は手の平より小さいパンを3つほど食べると制服に着替えて、歯ブラシをして、髪の毛を整えて、学校に向かった。
本当は学校になんか行きたくない。
それでも行かなくちゃいけない……。
行かなくてお母さんやお姉ちゃんに心配かけたくない。
学校に向かって踏み出している足。
すっごく重たいけど、どこか…学校についたらみんなが『あんなの気にしなくてもいいよ』と励ましてくれる…そんな期待があった。
昨日からずっと連絡が取れてない美華。
きっと、励ましてくれる……
私はそう期待していた。