DARK ANGELSー黒の天使達ー
「ちょっと!白河!美華に近づかないでくれる?」
水奈等さんがそう言って美華の前に立ちはだかる。
「え…なんで…?なんでそんなこと言うの?私と美華は…友達よ?」
声が震える。
そうだよ…美華は私の見方でしょ?
美華は………美華は、私の親友…。
「ふっ、親友?あんた、美華のこと何とも思ってないんでしょ?彼氏に媚びについてばかりじゃない!!」
鼻で笑う水奈等さん。
あのメールだ…!水奈等さんもあのメールで!
「水奈等さんもあんなメールを信じているの…?あんなの嘘に決まってるじゃない…。私が美華のこと…裏切るわけないでしょ…」
「あんただからするんじゃない?」
水奈等さんは冷たく冷めた声を言い放った。