あなたと僕の恋愛観



翌日、二人は喜びに溢れていた。


「良いなぁ…忍んで参るの限定グッズ買ったとか…私も欲しかったなぁ…」

もう一人の友達、椿(つばき)が恨めしそうに二人が持っているグッズを見ている。

「「いいでしょー(笑)」」

二人はニヤニヤ笑いながら椿に向かってグッズを見せつけまくっている。

「うわっムカつく…一瞬、殺意湧いたわー…」

「でもやばかったよーあと五個!みたいな感じだったし」

「うんうん、うちら全力疾走したよ!店内なのに!」

二人は笑いながら楽しんでいるのを椿はシュンっとしてしまった。
それを見た二人はまた大爆笑しながら袋を取り出した。

「「かわいそうな椿にプレゼントフォーユー!」」

「……何?………忍んで参るの限定グッズだ!!!!」

「しゃーなしだぞー」

「嬉しい?」

二人はニヤニヤ笑いながら椿の顔を見た。

「嬉しいに決まってるだろぉおお!!!!お前ら大好き!愛してるぅぅぅぅぅ!!」

椿は二人に抱き着いて大声で叫んだ。



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