じぶんいろ


そんな事を思っている結を知ってか知らずか
結の中での 声だけイケメン が結の存在に気付き近付いて来た。

今までの心の声聞こえてたりして
とりあえず何か言われたら謝ろうそれしか円満解決はない。

結は心の中で 声だけイケメン が目の前に現れる何秒間の間様々な謝り方を考えていた。

だがそんな結とは裏腹に 声だけイケメン
が結に優しく話し掛けた。

「あのぅ…中村結さんですよね?」



「へ??! そうですけど。」

怒ってないの?心の声聞こえてなかったの?良かった‼
…でもなんで私の名前知ってるの?


「あー!いきなりビックリするよね。
俺の友達が結ちゃんの事知っててさ
ちなみに奈々ちゃんからも聞いてる(笑)」


結は普通に見たつもりがそうではなかったようで今にでも何かを滅ばせれるような異様な眼力を奈々に向けていた。
どういう事か早く教えろといかにも言っているような眼差しで。

「ちょ、結 顔怖いから〜♪(笑)
知朗くんとは高校一年の時委員会が同じだったの。
だからいつも一緒に居る結とか由紀の話少ししただけ♪」


知朗っていうんだ。
話を聞いて居ると、名前は前田知朗 [マエダ トモアキ]
見た目はチャラチャラしてるけど
委員会に入ってたり真面目な人みたい。



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