じぶんいろ


結が通っている高校は
大して偏差値が高い学校でもないが地元で悪口を言われるような学校ではない
卒業したら進学と就職に別れるパーセンテージはハーフハーフ
先生は若手の教師を育成したい方針なのか安定のベテラン教師より若い先生が割合的に多い。
その為なのか授業は楽しいと思える。


そんな授業が午前中は終わり昼休みになった



「課題プリント多過ぎる‼
とりあえずお腹すいたー」

結は少し愚痴を零しながら由紀と奈々と集まりお弁当を食べようとした。



「おい、結 !!!」

ドスの効いた低い声で教室の窓から名前を呼ばれた

教室中がザワザワする・・・


「キャ───(*ノдノ)───ァイケメン‼‼」

「今日も格好いい♪!!」

「結ちゃんが羨ましい(o´艸`)♡♡」



A子やB子やC子やD子…達が目をハートにさせて若手の俳優が一般高校に突撃訪問してきたような騒ぎになった。


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