ヘタレ彼氏と甘い嘘。
『カフェだってさ、カフェ。』
『カフェ?』
それの何がヤバいのだろう。
うさ耳とかネコ耳つける、とか……?
『あっ、つかさ今変な妄想しただろ』
『なっ……してないから!』
『ははん。怪しいな。……ってのは置いといて、なんでヤバいかだろ?問題は』
『うん……。』
凛斗は、真顔で言った。
『カフェって、制服あるじゃん?』
『あるね。』
『そんでもって、香乃ってキレイ系な顔立ちしてるけど、可愛いじゃん?』
『……うん。』
『それで、ほかの大学とかからのファンもいるわけよ。あんな可愛い子がミニスカートとかの制服着てたら、もうヤベェだろ。』
香乃が可愛い制服を着るのは全然構わない。むしろ、見たいくらいだ。
だけど……
『ほかの人にそういう目で見られるのは、なぁ……。』