性悪男とわたしの2日間
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「お腹空いた~」
「終わってもねぇのに、贅沢言うな」
ぷうっと頬を膨らました。
司だけ、カレー食べててずるい
私、お昼から何も食べてないんですけど
すると、司はカレーをすくったスプーンを近づけてきた。
食べていいのかな?
私は食欲が勝ってパクリと口に入れた。
その瞬間、カシャッと機械音。
「ぷっ!笑える」
スマホ片手に笑い出す司。
「消してよ!」
「やだね」
「消して!」
「資料、終わらせたら考えてやる」
結局、私はそのあと懇願し続けたが、写真は今も尚、消されていない。
そして、なんとかバナナ一本だけ頂きわずかな夕食を終えたのだった。
少しはお腹も満たされ、時間も時間なのでそろそろ眠気が襲ってきた。