性悪男とわたしの2日間
向かった先は、近くのショッピングセンターだった。
9時開店だから、1限には当然間に合わないんだけど、私の家に行くより早いだろうって。
朝っぱらから、男女の高校生が下着屋にいるって、なんてありえない光景だこと。
益せたやつだとか思われたらどうしよう。
そんなことを気にしていると、司は店内をうろうろと。
「これがいい」
「え?」
手渡されるのは、綺麗な水色のブラ。
でも、これって……シースルー。透け透けだし。
大事なとこ丸見えじゃん!
もう、ブラを買いに来た意味がないじゃん!
司にそれだけは無理と拒否しておいた。
結局、勝手にブラを決められたが、お金は司が出してくれた。
そのまま、スーパーでパンやらを買って、生徒会室で朝食を取っていた。
そのあと、昨日作った資料をコピー機で印刷していると声が掛かった。
「ちょっとこっち来い!」
出来上がった資料のコピーを持っていくとともに司に近寄ると、膝の上に乗せられた。