性悪男とわたしの2日間
「生徒総会だるくない?」
「まあね」
今日の6限は、生徒総会。
はっきり言って、ほとんどの生徒が聞いてないであろう
そもそも、会長なんてイスにふんぞり返ってるし
全て副会長任せって、会長としてどうなんだろう。
「……承認の方は拍手をお願いします。……過半数を超えたのでこの議決は可決と致します」
ずっと、この繰り返し。
だいたいの人が拍手する。
そもそも、皆あまり興味ないのだ。
「以上を持ちまして、生徒総会を終わりに致します」
副会長の声で、やっと終わるか~と思った矢先だった。
「最後に生徒会からお知らせがあります。」
「今回、人員不足のため有志で2年の三上 凛音さんに手伝って頂きました。これを会長が生徒会役員として適任と判断致しましたので、これよりお知らせ申し上げます」