性悪男とわたしの2日間
「離して、離して、離して~!」
腹部に手を回し、もう一方は出られないように扉を押さえつけた。
「私、この後予定があるの~」
なんと、してでも逃げようとジタバタする私。
すると、耳元まで彼の顔が近づいてきた。
「お前、ブラしてないだろ?」
バレてる!!
体までもビクンと動いた。
全ての神経が反応したような。
振り向くと、ニヤリと笑みを浮かべる顔。
「俺、最近、欲求不満なんだよね~」
押し付けるように唇を重ねてきた。
何度も何度も
終いには、口をこじ開けてきて舌まで入れ込まれた。
私、キスなんてまだしたこともないのに……
ファーストキスは、少女漫画のようにこう…
お互い照れながらチュッって言うのを想像してたのに……
息が苦しくなってきて、そろそろ限界になってきたころだった。