今日も届かないキミに恋い焦がれて…
いけない気持ち
そんなこんなで、入学してから2ヶ月経って、今すごい不機嫌です!

何故かというと…

恭也「お前、賢造のこと好きなの?」

千紘「えっ、何ふざけたこと言ってんの?
   なわけないでしょ!彼氏いるのに」

恭也「ふぅーん、ならいいけど…」

千紘「何それ、疑ってんの?」

恭也「イヤ、別に…」

千紘「何別にって、言いたいことがあるん   だったら、何でも言って?」

恭也「なんかさ、いつも二人授業中クチパ
   クで話してるよね?
   何しての?(怒)」

千紘「なっ、何で知ってんの?」

何か怖い…何で知ってんの。
誰にも言ってないのに…

恭也「教室この前通りかかった時に見     た…」

千紘「ゴメン、別にやましい事してないか   ら…」

恭也「いつも俺といる時には見せない     顔、賢造にはみせるんだ?」

千紘「何それ?いつもどおりだけど?」

恭也「見てればわかる。無理しなくていい   よ…」

千紘「無理ってなに?意味わかんない!」

恭也「わかんねぇーのはこっちだよッ!!!!」

千紘「うっっ…」

恭也「ゴメン、言い過ぎた…」

恭也はそのまま教室へ入っていった。

賢造にだけ見せてる顔?何それ!
意味わかんない!

確かに恭也といるより賢造といた方が楽しいよ!

えっ、今私なんて言った?

恭也といるより楽しい?どういう事?それって私賢造の事…

それはない、絶対ない!!!!はず…

どうしよう、恭也の事裏切っちゃった…

千紘「はぁー」

賢造「どうしたの?」

千紘「賢造…」

賢造「んっ?」

千紘「私、どうしたらいいか分かんない    よ…」

賢造「何があったか分かんないけど、俺に   出来ることがあったら言って?」

千紘「賢造…ありがとう…」

賢造「んっ」

今、私の頭なでた!
すごい、ドキドキしてる…

やっぱり私、賢造が好きなんだ…

恭也に伝えなくちゃ!


~次の日~

今日こそ、伝えなくちゃ!

千紘「平常心、平常心!」

そして、4組に行こうとしたら…


女子「ねぇー恭也~、日曜日遊ぼーよ」

恭也「日曜日、あぁーいいよっ」

女子「本当やったー!」

何あれ…
彼女いるのに他の女子と遊ぶの?
信じられない…

最低…

千紘「ひどいよ…」

私は駆け出して教室に戻った。

絶対こっちから、フってやる!!!!

私の中にある何かが、プチっと切れた。

次の時間、4組に行った。

千紘「恭也、ちょっといい?」

恭也「えっ、あっうん…」

千紘「あのさ、この間見たんだ、恭也が女   子と遊びに行く約束してるの、見    ちゃったんた…
   それでさっ、二人とも無理するの良く   ないから、別れてよう。」

恭也「待って、この間はゴメン。謝るか    ら、もう一回考え直してくれないか   なぁ…。」

千紘「ゴメン、もう決めたことだから…」

恭也「でもっ、まだ俺お前の事好きだか    ら!」

千紘「でも、私は違う。恭也じゃなく     て、賢造のことが好きなの!!
   だから、ゴメン…」

恭也「分かった…」

千紘「うん、ありがとう。」

恭也「んっ…」

やっと言えた…
何かすごいスッキリした!

これで良かったんだ、これで…


それから、あっという間に、私と恭也が別れたという情報が流れた。

恭也を狙ってた女子が大はしゃぎだったらしい…


まぁーこれで、一安心♪
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