先生って呼ばないで ~ボクはキミのもの~
それからしばらく経った時だった。
偶然の再会を果たしたのは。
一段と寒さが増して、街の雰囲気はクリスマスで浮かれムードで。
ますます独り身には悲しい空気になってきた、クリスマスイブ5日前。
そろそろ冬休みなのに、クリスマスもお正月も何の予定もない私。
これで淋しさを感じない程、私は強いハートの持ち主ではなく。
はぁーーー。
自然と漏れるため息を我慢することさえしなかった。