°.*それでもキミに片想い*.°〜君の笑顔の理由になりたい〜



なんだか名残惜しいっていうか
さみしいって言うか。



ただまだ離れなくなかった。


「あっ、うん!またね!」



それだけ言うの精一杯だった。



「夜、変なやつ多いから気をつけろよ!」



手をひらひらさせこっちに笑みをこぼして暗闇へときえていった。




自分でも信じられないくらい
頬は暑くて胸が苦しくて。



これが本気の恋なんだって実感した。


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