おとなしくアタシに溺れなさい!
プロローグ
彼氏に思いっきり殴られて、アタシは部屋のドアから大きなベッドまでぶっ飛んだ。
下が柔らかくてよかった。
これがコンクリートだったら確実に頭から大流血だ。
「なに、すんのよ!!」
イライラして、彼氏である嵐山功‐アラシヤマ コウ‐を、にらみつける。
功ちゃんはなぜか半泣き状態で、ギリギリと奥歯をかみ締めている。
功ちゃんは顔がいい。
アイドルにもなれそうなほど整った輪郭に、シャープな鼻筋。
功ちゃんの通っている高校ではファンクラブも健在。
でも、飽きた。
「もういい、別れよ」
「なんでだよ! そういうのって、浮気された俺のほうが決めるもんじゃねぇの?」
下が柔らかくてよかった。
これがコンクリートだったら確実に頭から大流血だ。
「なに、すんのよ!!」
イライラして、彼氏である嵐山功‐アラシヤマ コウ‐を、にらみつける。
功ちゃんはなぜか半泣き状態で、ギリギリと奥歯をかみ締めている。
功ちゃんは顔がいい。
アイドルにもなれそうなほど整った輪郭に、シャープな鼻筋。
功ちゃんの通っている高校ではファンクラブも健在。
でも、飽きた。
「もういい、別れよ」
「なんでだよ! そういうのって、浮気された俺のほうが決めるもんじゃねぇの?」
< 1 / 329 >