おとなしくアタシに溺れなさい!
「別に」


「その冷たさが見た目とマッチしてるんだよね」


「知らねーよ」


めんどくさい。


というように、凪君はアタシから視線をずらした。


出会って間のないけど、凪君は揺らがない何かを持っているのだと、感じている。


それがなにか、アタシにはまだわからないけれど…。
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