おとなしくアタシに溺れなさい!
「じゃぁ、どうすんの」


「自然にまかせる。努力だけで相手が振り向くなら、世界中全員幸せになれるんだから。


相手は人間。人間1人の気持ちを変えようだなんて、そんな事考えちゃダメ」


「自分はイオリ君にメールしてるくせに」


アタシが言うと、若葉は急に顔を赤らめた。


「自然にまかせるってことは、そういうことでしょ?」


「なにが言いたいか、わかんない」
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