おとなしくアタシに溺れなさい!
普段はあまり気にしないものたちが目に入り、ちょっとだけ立ち止まってみたくなる。


そんな時だった。


「ねぇ、久しぶり」


と、声をかけられてアタシは振り向いた。


そこにはどこかで見たことのある長身、短髪の男が立っていた。


「えっと…?」


どちら様でしたっけ?
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