おとなしくアタシに溺れなさい!
アドレスだけ。


アドレスだけだから…。


赤外線通信して、隆吾のアドレスを登録する。


「絶対に、凪君と約束とりつけてよ?」


アタシは、釘を刺すようにそう言った。


「わかってるって。じゃぁ、またね!」


隆吾は大きく手をふり、スキップする勢いでその場を後にした…。
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