おとなしくアタシに溺れなさい!
「どうことだよ!!」


それでも、浦木は無言のままだった。


「なんでだよ。なんで麻友なんだよ! お前、一緒にいたんじゃねーのかよ!!」


自分の怒鳴り声ばかりが、病室に響き渡る。


どうして麻友を助けなかった。


どうしてお前が出て行かなかった。
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