おとなしくアタシに溺れなさい!
声が、震え始める。


泣かないって、我慢してたのに。


「二度と会わないって…言われ…て…っ」


気が付けば、アタシの頬に涙が伝っていた。


それが落ちて、ベッドで寝ている麻友ちゃんの頬をぬらす。


まるで、麻友ちゃんが一緒に泣いてくれているみたいだ。
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