おとなしくアタシに溺れなさい!
「浦木君には、浦木君の人生がある。


麻友と一緒に時間を止めたままじゃ、もったいないじゃない」


「…いいんですか…?」


「いいも悪いも。元々誰も悪くない。浦木君が責任を感じる必要、ないものね」


そう言って、なにか気づいたのか部屋のドアへ向かう。


ドアを開けると、その足元には花束が1つ置いてあった。
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