おとなしくアタシに溺れなさい!
「アタシ、凪君に合わせる気、ないから」


キッパリ言い切ってやると、凪君は困ったように前髪をかきあげた。


「ストーカーかよ」


なんとでも言えばいい。


アタシ、若葉に言われた通り自分に素直になるよ。


凪君のために自分の持ちを殺すようなこと、しない。


仕方ないから、もうガッツリ振られてあげるよ。
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