おとなしくアタシに溺れなさい!
ここで振られるって、わかってても…。


「アタシ、本気の恋って久しぶりなんだ。だから、ちゃんと伝えときたくて」


「…あっそ」


凪君は目を伏せて、小さく答えた。


やっぱり、アタシには興味ないんだ。


なにしても、きっと無理。


麻友ちゃんのお母さんは、アタシなら凪君を変えられるかもって、言ってたけど…。
< 291 / 329 >

この作品をシェア

pagetop