おとなしくアタシに溺れなさい!
そう聞こうとしたとき、ドアの後ろから麻友ちゃんのお母さんが顔を出した。


「あら、2人で来てくれたのね! 浦木君、久しぶり。いつもお花をありがとうね」


「お、お久しぶりです…」


凪君は緊張しちゃって、ガチガチ。


「みんなも来てるから、入ってちょうだい」


みんなって…?


疑問を抱えながら病室へ入ると、隆吾の他に若葉とイオリ君の姿もあった。
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