おとなしくアタシに溺れなさい!
「みんな、来てたの!?」


若葉とイオリ君は、麻友ちゃんのことを知ってから、何度か一緒にお見舞いにきていたから、不思議はないけど…。


「ねぇ、なんで功ちゃんまでいるの?」


アタシたちにあまり関わりのない功ちゃんがいることが、謎だ。


すると、若葉とイオリ君が目を見交わせ、そしてニヤニヤと笑い始めた。


な、なに、そのいやらしい笑顔は。


「嵐山君さ、麻友ちゃんに一目ぼれしちゃったんだってさ」
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