おとなしくアタシに溺れなさい!
「アタシは、みんなのものです」


「それ…どういう…こと?」


とまどって視線を空中へ泳がせる先輩の頬に、私は軽くキスをした。


驚き、目を見開いて絶句する先輩。


そういえばアタシ、この人の名前も知らないや。


でも、そんなのどうでもいい。
< 55 / 329 >

この作品をシェア

pagetop