おとなしくアタシに溺れなさい!
☆☆☆

「大丈夫~?」


教室に戻ったボロボロなアタシを見て、若葉は含み笑いをしつつ聞いてきた。


絶対おもしろがってる。


「大丈夫じゃない」


「だよね。そんな感じに見える」


アタシの左頬は真っ赤に腫れ上がり、途中水道で濡らしてきたハンカチを押し当てている。
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