屋上共犯者。


私は捨てられた物は拾い集めて、

なくなった物は新しく買った。


でもなくなって一番困ったのは、教科書だ。


捨てられると、変わりがきかない。


他の物ならまた買えばすむけれど、

教科書は普通の本屋に売ってない。


まともに授業がうけられず、

教科書を出していないことに気づいた教師に注意された。



その時も、

梓のクスクスという笑い声が後ろから聞こえた。


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