屋上共犯者。




「うわぁ」


屋上に足を踏み出すと、

キレイな青い空があった。


パタパタ靴を鳴らし、

落下防止のフェンスまで走っていく。


こんなの、その気になればいつでも乗り越えられる。


私はフェンスに手をかけ、

マンションから見える景色を見下ろした。

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