屋上共犯者。


「最近、毎日のように来てるよね?」



私は口をパクパクさせながら、なんとか答えた。



「そう、だけど」


どきどきしながら、

無理矢理言葉をはじき出す。



毎日ってことは、

この人が私を見つけたの

今日より前ってことだ。




「いつからそこに……」



すると彼は顔をしかめ、


髪の毛をさらりとかきあげた。



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