屋上共犯者。




とにかく梓のいる場所から遠くに離れたくて、

肺が潰れそうになるくらい全力で走り続けた。



追いかけて来てないって、

梓はもういないって分かっても、


声が消えない。



あいつがいないところに逃げたい。




そんな所、あるの?


どうしてほっといてくれないの?


怖い。



私は梓の声が、怖い!

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