屋上共犯者。


そう言われれば、確かによく飲む炭酸飲料は

丸いボトルだった。


……気がする。


タクトが笑顔で続ける。


「じゃあ瑞希は、ペットボトルの語源って知ってる?」


「いや……知らないけど」


彼は得意気に指を振る。


「ペット、といえば何を思い出す?」


「え? それは、あれじゃないの。

家で飼う、犬とか猫とか」



タクトはにっこり笑って頷いた。

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