屋上共犯者。


「そうかな」


「そうだよ」


タクトはもぞもぞ動いて、
私の隣に接近した。


「な、何?」


顔をあげると、

ぴったりとすぐ横にタクトの顔がある。


思いの外大きな手のひらが、

私の頭をがしがしと撫でた。


思わず心臓が跳ねる。


「な、なにっ!」

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