屋上共犯者。


「あ、私もそんな感じ。
今日午前中は休みなんだ」


「そっか!
最近会ってないよね。

また予定の合う日あったら遊ぼうよ!」


「うん、そうだねー」



こうやって普通に会話していると、
なんだか現実離れした感覚に陥る。



志乃は本当に前とちっとも変わらなくて、
明るくて元気だった。


私も志乃と一緒にいる時は、いつも楽しかったのに、
どうしてこんな風になってるんだろう。


他愛のないことを話しながら、
少し迷う。





……志乃に学校に行ってないこと、
相談してみる?

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